サッカーの第103回天皇杯全日本選手権は9日、東京都の国立競技場に6万2837人の観衆を集めて決勝が行われ、川崎が3大会ぶり2度目の優勝を果たした。柏と延長を終えて0―0からのPK戦は10人目までもつれ、8―7で制した。
柏は積極的な試合運びで細谷真大を軸に攻め込んだ。川崎は劣勢の時間が長かったが、守備は崩れなかった。川崎の鄭成龍と柏の松本健太の両GKが好守を見せ、引き締まった展開で120分が過ぎ、前回大会に続いてPK戦で決着した。
来年1月に日本代表がアジア・カップに臨む日程を考慮し、今大会の決勝は恒例の元日開催ではなかった。