パリ五輪・パラリンピック組織委員会のエスタンゲ会長は12日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国選手を個人の中立選手(AIN)として来夏のパリ五輪に参加することを認めた国際オリンピック委員会(IOC)に賛同する意向を示した。ロイター通信の取材に「大会組織委として、この決断を尊重する」と語った。
IOCはロシア、ベラルーシの国歌や国旗の使用を禁じた上で、団体競技での出場は認めず、積極的に侵攻を支持する選手や、軍や治安当局の所属選手も対象外とするとした。同会長は「示されたルールの中で参加するアスリートは、少数になると思うが、歓迎する」と話した。