14日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで前日から5円近く急伸し、一時1ドル=140円96銭を付け、7月末以来約4カ月半ぶりの円高ドル安水準となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が来年3回の利下げを見込み、日米の金利差縮小が意識されて円買いが進行した。東京株式市場では自動車など輸出関連株が売られ、日経平均株価は下落。下げ幅が400円を超える場面もあった。
午後5時現在は前日比3円81銭円高ドル安の1ドル=142円00~02銭。ユーロは2円74銭円高ユーロ安の1ユーロ=154円52~56銭。
FRBのパウエル議長は記者会見で、来年に利下げを実施する可能性をにじませた。