東京電力は14日、福島第1原発2号機での作業後、顔面に放射性物質の汚染が確認された協力企業の男性が内部被ばくしていたと発表した。今後50年間の被ばく線量の暫定評価は0.38ミリシーベルトで、健康への影響はないとしている。尿や便に含まれる放射性物質を分析して確定する。
東電は、作業を終えた男性が全面マスクをバンドを緩めないまま外したため、汚染されたマスクの外側が顔に接触したことが原因とみている。
また10月に第1原発の多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄中、放射性物質を含む廃液を浴びた男性2人について、全身への影響を表す実効線量を評価した。健康への影響はないという。