【ロサンゼルス共同】米大リーグ機構は16日、アメリカン、ナショナル各リーグで傑出した打者をファン投票などで選ぶ「ハンク・アーロン賞」を発表し、大谷翔平(29)が日本選手として初受賞した。1999年創設の同賞に、大谷は3年連続で最終候補入りして初めて選出された。
エンゼルスでプレーした今季は日本勢初の本塁打王に輝き、打率3割4厘、44本塁打、95打点の好成績を収めた。
投手としても10勝を挙げ、同日発表された「オールMLBチーム」では初めて指名打者(DH)と先発投手の両部門でファーストチームに選ばれた。ファン投票などにより、2019年から両リーグの区別なくファースト、セカンドチームを表彰しているもので、大谷は21年にDH、22年に先発投手でファーストチームに入り、選出は3年連続となった。
今季のメジャーの主な表彰はこれが最後。大谷は、史上初めて2度目の満票選出となったア・リーグ最優秀選手(MVP)や、打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞などに続く受賞となった。