サッカーJ1でYBCルヴァン・カップ王者の福岡が18日、東京・国立競技場でウクライナの強豪、シャフタル・ドネツクと復興支援の慈善試合を行い、2―2で引き分けた。同国からの避難民600人以上を招待し、試合の収益から経費を引いた全額を寄付する。シャフタル・ドネツクのマリノ・プシッチ監督は「プレーを通して勇気を与えられたと思うし、チームの誇りを示せた」と語った。
両チームがウクライナ国旗をまとって入場し、1万8千人を超える観客が拍手で迎えた。最後まで懸命にプレーする姿に避難民からは大歓声。千葉県で暮らすマテウィ・ホンチャレンコさん(12)は試合前に実施された選手らによるサッカー教室にも参加し「とても楽しかった。憧れの選手はうまくて強くて速かった」と声を弾ませた。