フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・モントリオール)代表最終選考会を兼ねる全日本選手権は21日に長野市ビッグハットで開幕する。20日は公式練習が行われ、男子で2連覇が懸かる世界王者の宇野昌磨(トヨタ自動車)は3種類の4回転ジャンプを確認し「後悔のない練習を積んできた。自分が感じたまま演技ができたらいい」と自信を示した。
鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は滑りに切れがあり「優勝したいが、まずは演技をそろえることが大事」と強調。ともに初の表彰台と代表を狙う三浦佳生(オリエンタルバイオ・目黒日大高)佐藤駿(エームサービス・明大)は得点源の4回転を確かめた。
女子で今季ファイナルを含むグランプリ(GP)3戦全勝の坂本花織(シスメックス)は先週末に体調を崩したとし、3連覇へ「今できることをしっかりやりたい」。注目の15歳、島田麻央(木下アカデミー)は大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループを着氷した。
男子は21日、女子は22日にショートプログラム(SP)を行う。