大相撲の冬巡業は24日、栃木県栃木市で最終日を迎え、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)の告別式が前日に終わった小結阿炎が「師匠は『気にせず自分のことをやれ』と言うと思う。言葉や行動全てが自分たちの中にある」と気丈に話した。巡業は17日から離脱し、最終日に合流した。
通夜や告別式に多くの弔問客が訪れ、弟子として「いろいろな方に愛されたのだなと感じた。軽々しく『師匠を超える』と言ってきたが、本当に高い目標だなと思った」と実感を込めた。
取組で「阿炎、頑張れ」の声援を受け、高々と足を上げる美しい四股に館内から大きな拍手が起こった。