2026年に愛知県と名古屋市が共催する夏季アジア大会とアジアパラ大会の組織委員会は26日、名古屋市でアスリート委員会の初会合が開かれた。大会はコスト削減のために設備の整った選手村建設を見送り、既存の宿泊施設を活用する方針。パラ選手からは施設のバリアフリー化についての意見が出された。柔道女子で五輪2連覇を果たし、委員長を務める谷本歩実さんは「大会の成功に結びつくように。選手がそれぞれの目線で必要なものを挙げていきたい」と話した。
同委員会は、選手側の声を大会運営に反映させるために設置された。メンバーは、体操女子で五輪2大会に出場し昨年引退した寺本明日香さんら計13人。