【サンパウロ共同】南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南部ナスカで新たな地上絵29点が見つかった。現地メディアが26日までに報じた。猫や人をモチーフにしたもので、紀元前300年から紀元100年ごろに描かれたとみられる。
考古学者のベンデス氏と国立サンルイスゴンサガ大の学生のチームがドローンと特殊なソフトウエアの分析技術を使い、丘の斜面に発見。猫の絵は18点見つかり、最も大きいもので全長43メートル、幅42メートル。ナスカ文化初期か、それより前のパラカス文化のものとみられる。
ベンデス氏は「この時代の人は猫を神格化していたようで非常に特別な意味があった」と指摘した。