大相撲初場所(来年1月14日初日・両国国技館)で横綱昇進に挑む大関霧島が27日、東京都墨田区の時津風部屋へ番付発表後初の出稽古を行い、同じく出稽古で幕内の若元春、錦木と連続で18番取った。先場所覇者は「巡業であまり稽古できず、まだスタミナがない。スタミナをつけて体づくりをしていかないと」と課題を挙げた。
錦木に6連勝した後、若元春とは6勝6敗で互角だった。師匠の陸奥親方(元大関霧島)が得意としたつり技を試みる場面もあり「ちょうどいい形になって、やってみようかなと思った」と旺盛な探究心をのぞかせた。
28日も時津風部屋に出向き、29日に年内の稽古を打ち上げる予定。