大相撲の大関貴景勝は29日、東京都板橋区の常盤山部屋で四股やすり足などで汗を流し、優勝と休場が2度ずつあった1年を「いいことも悪いこともあった。過ぎたことは考えず、来年に向けて頑張っていきたい」と総括した。
今年は優勝した翌場所では途中休場や9勝止まりと精彩を欠き、横綱昇進のチャンスを生かせなかった。突き、押しを得意とする27歳の大関は膝や首の痛みと闘い「もっとけがに強くならないといけない。一つ故障があると、自分の攻撃相撲が取れなくなる」と現状を認識した。
初場所(来年1月14日初日・両国国技館)に向け、年明けから相撲を取る稽古を再開予定。