2024年7月26日に幕を開けるパリ五輪で、日本選手団の規模が海外開催の夏季五輪では08年北京大会の339人を上回る史上最多となる見込みであることが12月31日、明らかになった。団体球技が好調で、日本オリンピック委員会(JOC)関係者は「今後の枠取りが順調にいけば超える」と予測する。共同通信の試算では400人前後となる見通しで、パリで100年ぶりの祭典で日本勢の活況が期待される。
21年の東京五輪は開催国枠もあって全競技で583選手が参加し、ともに過去最多の金メダル27個、メダル総数で58個を獲得した。東京五輪に向けた強化と勢いが継続し、パリの出場権争いにも好影響を与えている背景がある。パリ五輪は史上初めて選手数が男女同数となり、日本も女子選手が半数に迫る見込み。過去には12年ロンドン五輪で男子の137人に対して女子が156人と上回ったケースがある。
JOCによると、約1年前の試算から予想選手数が増えているという。