サッカーの全国高校選手権で2日、能登半島地震で大きな被害が出ている石川県代表の星稜が3回戦に登場した。地元から応援団約300人は駆け付けられなかったが、千葉県柏の葉公園総合競技場には関東在住の同校OBらが集結。河合伸幸監督(48)は「急な出来事にも対応していただいたのはサッカーの力。最高の舞台をつくり上げていただいた」と感謝した。試合は市船橋(千葉)に1―4で敗れた。
星稜のユニホームカラーである黄色と緑がスタンドを彩った。市船橋のサッカー部後援会は緑のメガホン約350個を野球部や女子バスケットボール部から調達し、星稜側に貸し出した。