大相撲初場所(14日初日・両国国技館)に向けた出羽海一門の連合稽古が3日、東京都墨田区の春日野部屋で行われ、大関豊昇龍は幕内豪ノ山や平戸海らと20番取り、17勝3敗と貫禄を示した。新年最初の稽古ながら好調で「相手の力を体で受け止めることを考えた。いい稽古になった」と満足そうに語った。
元横綱朝青龍のおいに当たる24歳の看板力士は今年の目標を「胸の中にありますよ」と具体的に言及しなかったが、闘志満々。3場所ぶり2度目の賜杯を目指し、4日にも出稽古を始める。
新小結宇良は豊昇龍との手合わせはなかったが、計12番で6勝6敗。低い姿勢で相手の懐に入り、力強く押し出す相撲も見せた。