神奈川大は3日、1997、98年に東京箱根間往復大学駅伝総合2連覇に導いた大後栄治駅伝監督(59)が、同日に閉幕した第100回箱根駅伝を最後に勇退すると発表した。OBの中野剛ヘッドコーチ(50)が後任に就く。
大後氏は89年から神奈川大を指導。箱根駅伝2連覇に加えて全日本大学駅伝も96、97年、2017年に制し、マラソン男子日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)らを育てた。大後氏は「部員の熱い気持ちを常に凌駕しないといけないと思ってきたが、厳しくなってきたかなと数年前から感じていた。(箱根で)2回勝てたのは誇り。少しずつ寂しさが押し寄せてくると思う」と話した。