能登半島地震で被害を受けた石川県穴水町出身の大相撲の幕内遠藤が5日、報道陣の取材に応じ、実家の近くまで津波が到達していたことを明らかにした。家族は無事が確認できたというが「今も避難していると思う。電波が通じず、詳しく聞けていない」と心配そうな表情を浮かべた。
故郷を思いながら、初場所(14日初日・両国国技館)に臨む。33歳の人気力士は「亡くなった方もいるし、あまり多くを話せる状況ではない。僕は僕でやることをやるだけ。(白星で)元気が出てくれれば一番うれしい」と言葉をつないだ。
関脇大栄翔は甚大な被害となった石川県珠洲市に親戚がいるという。