日本中学校体育連盟(中体連)が全国中学校体育大会(全中)の規模縮小を検討していることが7日、関係者への取材で分かった。少子化に対応するための措置で、2027年度から実施競技や大会参加者数を減らす方針。大会運営の負担を軽減する狙いもある。
中体連は21年度に全国大会の改革を議論するプロジェクトを立ち上げ、少子化や暑熱、運営に携わる教員の負担などを協議。全国的に部が少ない競技を中心に減らす案が出ている。2月の臨時理事会で縮小案を審議する見通し。
部活動の「地域移行」に伴い、全中は23年度から地域スポーツクラブの参加を認めた。将来的に「交流大会」の形式で開催する意見もあるという。