大相撲初場所(14日初日・両国国技館)で大関昇進を狙う関脇琴ノ若が11日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で出稽古に来た関脇大栄翔と10番続けて取り、5勝5敗だった。「ここまで内容の濃い稽古を積めた。挑戦できることに感謝して、精いっぱいやっていきたい」と奮闘を期した。
昇進すれば、母方の祖父で横綱まで上り詰めた先代師匠の「琴桜」を襲名予定。一方、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)から受け継いだ現在のしこ名にも強い愛着を抱き「何場所か大関としてやってから変えるのもいいかなと思う。師匠への恩返しにもなる」と考えを巡らせた。