違法薬物事件が起きて廃部になる日本大アメリカンフットボール部の中村敏英監督ら指導陣の解任が決議されたことが12日、分かった。日大によると、大学の競技スポーツ運営委員会が9日に決めた。管理不行き届きが理由。解任に向けて手続きを行っている。
総監督や助監督ら3人も解任が決議された。日大は廃部後、現部員と新年度からプレーを希望する選手に「新たな受け皿」を設けるなど支援する方針で、後任について「人選を進めている」としている。
日大アメフト部OBの中村監督は関西大などでコーチを務め、日大監督には2022年4月に就任した。廃部は昨年12月に大学の臨時理事会で決議され、最終的に学長の決裁で決定となる。
日大は12日、薬物事件対応に関して報告義務違反などがあったとして職員1人を降格したと発表した。