柔道で新年恒例の鏡開き式が14日、東京都文京区の講道館で行われ、男子100キロ級で2021年東京五輪覇者のウルフ・アロン(パーク24)はパリ五輪代表争いに向けて「2月の国際大会が最後の勝負になる。しっかりやっていきたい」と決意を語った。
男女各7階級で唯一代表が内定していない男子100キロ級は、27歳のウルフと18歳の新井道大(東海大)に絞られた。ウルフは年末年始も休まず体を動かし、体重は108キロほどを維持しているという。講道館の春日クラブで柔道を始め、この日は小学生と乱取りを行った。「原点に立ち返ることができた」と笑顔で汗を拭った。