レスリング女子のパリ五輪代表で53キロ級の藤波朱理(日体大)と57キロ級の桜井つぐみ(育英大)が14日、東京都内で行われた団体戦の東日本大学女子リーグの59キロ級で対戦し、藤波が5―0で快勝した。20歳の藤波はさらに2試合に勝って、2017年9月からの連勝を133に伸ばし「パリにつながる試合。今年のいいスタートが切れた」とうなずいた。
2人は昨秋の世界選手権で優勝して五輪代表を決めた。公式戦で闘うのは19年7月の全国高校総体以来。緊迫した組み手争いから、藤波が片足タックルを決めて2点を取るなど主導権を握り、前半を3―0とリード。後半も終盤に桜井の投げ技をつぶして加点した。