WBAフライ級タイトルマッチ(23日・大阪)で同級1位のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)の挑戦を受ける王者のアルテム・ダラキアン(ウクライナ)が15日、東京都内で練習を公開し「母国が大変な状況の中で国際的な試合をさせてもらい感謝している。必ず勝利とベルトを持って帰る」と決意を口にした。
首都キーウ在住のダラキアンはロシア侵攻の影響で航空機が使えず、陸路で隣国ポーランドまで移動。そこから航空機に乗って13日に来日した。空襲警報が鳴り響く中で練習を積んできたといい「この状況でウクライナに来てくれる人がいないので、スパーリングの相手を見つけるのに苦労した」と語った。