広島の新井貴浩監督が18日、和歌山県高野町の高野山清浄心院で護摩行に臨んだ。炎の熱さに苦悶の表情を浮かべながら約1時間半、経を唱え、「広島優勝、心願成就」と声を張り上げた。
昨季は夏場以降にけが人が続いたため「なるべくけがをしないように。けがをしても小さなけがになりますように」との思いを込めたという。
ともに選手として2016年の広島のリーグ制覇に貢献した黒田博樹さんの野球殿堂入りには「当然だと思う」と笑顔。戦友の現役時代を思い出し「毎回、黒田さんは『今日で投げられなくなってもいい』という覚悟を持ってマウンドに上がっていた。その熱い気持ちを選手は見習ってほしい」と話した。