【マンチェスター(米東部ニューハンプシャー州)共同】11月の米大統領選の共和党候補指名争いで、南部フロリダ州のデサンティス知事(45)が21日、撤退した。再選を目指す民主党のバイデン大統領(81)への挑戦権を懸けた指名争いはトランプ前大統領(77)とヘイリー元国連大使(52)による事実上の一騎打ちとなり、23日にニューハンプシャー州で第2戦の予備選が実施される。
デサンティス氏はX(旧ツイッター)で「勝利への道筋がない」と表明。「トランプ氏とは意見の相違があったが、バイデン氏よりも優れているのは明らかだ」とし、トランプ氏支持に回った。
フロリダで保守的な政策を進めるデサンティス氏は共和党の「若手ホープ」と期待され、トランプ氏に代わる選択肢として注目を集めたが、振るわなかった。15日の初戦、中西部アイオワ州党員集会でトランプ氏に約30ポイントもの差をつけられて2位に終わっていた。
デサンティス氏の撤退表明後、ヘイリー氏は「最高の女性が勝ちますように」と述べた。