福岡市は23日、観光誘客を目的に、実存していたかどうかが議論されている福岡城跡の「幻の天守閣」をイメージしたライトアップを初めて行うと発表した。3月中旬ごろから開かれる「福岡城さくらまつり」の時期に合わせ、5月31日まで実施する。
国指定史跡の福岡城跡にはやぐらや石垣、天守台などが残っている一方で、天守閣はない。今回は天守台の上に鉄製のパイプで仮設の建造物を設置、城の輪郭に沿って点灯することで屋根や窓の形を強調し、天守閣のような姿を表現する。
天守台と合わせた高さは約27メートルとなり、日時によって青や赤など7色のライトアップが楽しめる。