ボクシングのダブル世界戦各12回戦は23日、大阪市のエディオンアリーナ大阪で行われ、世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)ライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)が、WBA同級1位のカルロス・カニサレス(ベネズエラ)に2―0で判定勝ち、WBAで3度目、WBCでは4度目の防衛を果たした。
32歳の寺地は互いに1度ずつダウンがあった激しい打ち合いで、終盤に冷静に左ジャブを当てて競り勝った。戦績は寺地が23勝(14KO)1敗、カニサレスは26勝(19KO)2敗1分け。
世界ボクシング協会(WBA)フライ級1位で世界初挑戦のユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は、王者のアルテム・ダラキアン(ウクライナ)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。ユーリ阿久井は19勝(11KO)2敗1分け、ダラキアンは22勝(15KO)1敗。
人気の元キックボクサー、那須川天心(帝拳)はWBAバンタム級14位のルイス・ロブレス(メキシコ)との8回戦にTKO勝ちし、転向後3連勝とした。