サッカーアジア杯で2戦連続2失点だった日本が守りで安定感を取り戻した。イラク戦から4人全員を入れ替えた守備ラインで、出色だったのは今大会初先発の冨安。「クリーンシート(無失点)に貢献できればいい」と決意を述べたセンターバックが言葉通りの働きを見せた。
インドネシアの縦パスに対し、冨安は相手の前に体を入れて何度もカット。背後への球にも鋭い出足で対応し、好機をほとんどつくらせなかった。攻撃の時間が長くなった中でカウンターへのリスク管理も。中盤の底に入った遠藤は相手に激しく寄せ、反則を取られながらもピンチの芽をつんだ。
後半には相手のパスを冨安がワンタッチで堂安につなぎ、追加点が生まれた。