競泳で男性から女性へ性別変更したリア・トーマス(米国)が、世界水連が定めたトランスジェンダーの選手を女子のカテゴリーから実質的に閉め出す指針を不服として、撤回をスポーツ仲裁裁判所(CAS)に要求したと英紙テレグラフ(電子版)が25日に伝えた。
世界水連は2022年に出生時に男性だったトランスジェンダーの選手は女子よりも有利になるとして、女子カテゴリーへの出場を制限。トランスジェンダー選手の出場を想定した「オープンカテゴリー」を新設した。トーマスは米国の大学女子のレースで優勝し賛否を呼んでいた。(共同)