大相撲初場所で4場所ぶり9度目の復活優勝を果たした横綱照ノ富士が千秋楽から一夜明けた29日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で記者会見し「ずっと言っている2桁優勝を目指し、次の場所に臨みたい。できるだけ早く達成したい」と春場所(3月10日初日・エディオンアリーナ大阪)での連続優勝を見据えた。
腰痛などによる3場所連続休場明けで7日目までに2敗を喫したが、後半戦から調子を上げた。千秋楽は13勝2敗で並んだ関脇琴ノ若との優勝決定戦を制して最高位の貫禄を示した。稽古量を調整したことが奏功し「体との向き合い方をつかんできた」と手応えを口にした。