ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア)にドーピング違反があったとして4年間の資格停止や2022年北京冬季五輪の失格処分を科したスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定を「政治的な決定だ。同意できない」と批判し、異議を申し立てる意向を示した。タス通信が伝えた。
ペスコフ氏は記者団に「異議申し立ての手段があるなら、当然そうする。わが国の選手の利益を守り抜く」と強調した。
ロシア・フィギュアスケート連盟のコーガン会長はCASの発表を「詳しく分析する」と表明。(共同)