ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスクの喫茶店に3日、ウクライナ軍の砲撃があり、ロシア非常事態省は4日、子ども1人を含む市民ら28人が死亡したと明らかにした。10人が、がれきから救出されて治療を受け、救助活動も続いている。タス通信などが報じた。
ロシア連邦捜査委員会は、米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたとの見方を示した。
同州のロシア側行政府「ルガンスク人民共和国」トップのパセチニク氏は、ウクライナ軍は前線で成果を上げられず、市民を標的にしたと非難。死傷者は増える恐れがある。
喫茶店は週末の来客でにぎわっていたという。