能登半島地震からの復旧、復興へ応援の気持ちを伝えるため、石川県出身の大相撲の幕内遠藤関、幕内大の里関、十両輝関、竹縄親方(元関脇栃乃洋)らが6日、馳浩知事と県庁で面会し、日本相撲協会からの義援金や初場所中に集まった募金の目録を渡した。
馳知事から「実家はどうだった」と尋ねられると、遠藤関は「今も断水が続く中、家族は必死に生活している」と心配そうな表情に。輝関は「家族は避難所から実家に戻り、やっと片付けを始めた。水がないのが大変そうだ」と伝えた。
馳知事は「初場所ではみんなが応援していた。できるだけ多くの人を勇気づけてほしい」と語りかけた。
遠藤関は穴水町、大の里関は津幡町、輝関と竹縄親方は七尾市の出身。
七尾市では4月6日に春巡業が予定されていたが、地震を受け見送りが決まった。地元の実行委員会によると、会場の体育館が損傷し、開催は困難と判断した。