連覇を目指す阪神で今年も4番の重責を担う。大山は7日、沖縄・宜野座キャンプで黙々とバットを振った。「いい練習ができている。ここでの積み重ねが1年間の引き出しになる。一球、一球無駄にしないように」と着々と準備を進めている。
通常の打撃練習とは別に、昼食時に臨んだ特打では2年目の野口と並んで打った。期待の長距離砲が次々と柵越えを放つ横で、力まず右方向へ運ぶ。右翼席への柵越えはあったが、大振りはせず丁寧に打ち返した。「自分のテーマがある。気持ち良く打つだけでは1年間戦えない」低い打球、角度を付けて上げる打球と、さまざまに打ち分けた。29歳のスラッガーは若手にとってもいい手本となっている。