【パリ共同】2022年北京冬季五輪のフィギュアスケートに出場してドーピング違反による資格停止と失格の処分を受けたカミラ・ワリエワ(ロシア)側が、心臓手術を受けたワリエワの祖父が用意したイチゴのデザートに常用薬が混入した可能性があると主張していたことが7日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)が公表した詳細な裁定文書で明らかになった。
CASによると、祖父はデザートが禁止物質トリメタジジンで汚染されたのは、準備中に錠剤を落としたか、使ったまな板に薬の残留物があったと信じていると主張。だが、CASは「証拠にあまりにも多くの欠点がある」と指摘した。