J1鹿島は10日、カシマスタジアムでJ2水戸とのプレシーズンマッチに1―0で勝った。前半は裏を突くパスや連動したプレスで圧倒し、ポポビッチ新監督は「前半は求めているもの、これから目指したい姿を見せた」と手応えを口にした。
宮崎キャンプで負傷した主力の柴崎や鈴木は欠場し、新加入のFWチャブリッチらが先発。前半21分に前線で球を奪い、右クロスを樋口が決めた。後半は選手交代や運動量の低下とともに攻撃の組み立てに苦しみ、終盤にはピンチも迎えた。
日本代表でアジア杯を終え、9日に合流した佐野は後半から出場。開幕節の名古屋戦(23日)へ向けて植田は「課題は後半の戦い方」と気を引き締めた。