プロ野球のオリックスが11日、同じ宮崎市清武総合運動公園でキャンプ中のサッカーJ3金沢と合同で、能登半島地震被災地支援のための募金活動を行った。球団によると過去最多となる2万9196人が見学に訪れた公園で、競技の垣根を越えて協力を呼びかけた。
オリックスは石川県加賀市出身の山崎颯一郎投手、日本航空石川高からプロ入りした内藤鵬内野手らが参加。避難生活が続く友人がいる内藤選手は「たくさんの人に寄付していただき、感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
オリックスは神戸市が本拠地の時代に阪神大震災を経験。金沢のFW豊田陽平選手は「オリックスさんは視野が広く、被災地域のクラブとして学ぶべきことが多い。スポーツの垣根を越えた思いを、石川にしっかり届けたい」と述べた。
募金箱は29日まで設置され、金沢から北國新聞社の義援金窓口を通じて石川県に全額寄付される。