表情に安堵感が広がった。右肘故障からの復帰を目指すヤクルトの奥川が18日、沖縄県浦添市で行われた中日との練習試合に先発登板。主力もいた相手を2回2安打無得点に抑え「久しぶりの実戦で緊張もしたし、打者との対戦は楽しかった」と振り返った。
硬さが目立ったブルペンから一転し、石川・星稜高の後輩でもある内山のミットへ制球良く球を投じた。先頭岡林を一ゴロに仕留めるなど一回を三者凡退。二回はスライダーの名手だった伊藤投手コーチに教わったという球で細川を空振り三振にした。最速は149キロを記録した。
9勝して日本一に貢献したのは3年前。チームは投手力の強化が課題で、復活が浮沈の鍵を握る。