開幕まで計50打席を目安にしているドジャースの大谷はキャンプで2度目の実戦形式の打撃練習に臨み、2打席を消化した。前回に続く柵越えは出なかったが、状態は良好。照準を合わせる3月20日の開幕戦に向けて「予想通りの感じで来ている。驚きはないが、安心はもちろんある」と滑らかな口調だった。
右投手との対戦では1度も振らず、内角の直球や変化球の球筋を確認し四球を選んだ。左投手には初球の外角球を、バットの先っぽで当てて二ゴロ。「この時期なので、自分のいい感覚を取り戻していくことが最初にやること」と、結果に一喜一憂はしなかった。
ロバーツ監督には、50打席に立てば万全にシーズンへ臨める、と伝えた。大リーガーの球を再現できる最新マシンでの室内練習もその数字には含めるとし「トータルで50はすぐにいく。十分間に合う」と明るい見通しを語った。
毎日、昼過ぎには帰路に就く。「今年は投球がないので余裕がある」。自宅では愛犬のデコピンと遊んでリラックスし、英気を養う。(グレンデール共同)