故障からの復帰を目指す日本ハムの斎藤が自慢の剛腕をアピールした。22日、沖縄県国頭村の2軍キャンプで実戦形式の練習に登板し、新庄監督が見守る中で25球を投げて最速154キロをマークした。「まだまだ技術的にも伸びるし球速も出る。レベルアップしていきたい」と意気込んだ。
阪神から移籍し救援陣の一角として期待されていた昨季は、キャンプ初日の紅白戦で右膝前十字靱帯を断裂。シーズンを棒に振った。久々の打者との対戦を心待ちにしていたようで「前日から遠足に行くような気分でいた」と笑み。大けがを乗り越えた29歳の右の本格派は「まだ怖さはある。怖さを取り除き、試合の後ろで投げられる投手になりたい」。