【シンガポール共同】スポーツ庁の室伏広治長官は26日、訪問先のシンガポールで、日本人学校クレメンティ校で小学生にスポーツや武道の楽しさを伝える体験講座を実施した。東南アジアへのスポーツ外交の一環として、現地の専門家らと交流し、武道ツーリズムの振興など日本独自のスポーツの魅力を発信する。
陸上男子ハンマー投げの五輪金メダリストでもある室伏氏は、クレメンティ校で小学3~4年の児童約280人に紙風船を使った運動を手ほどき。室伏氏は「世界各地で子どもたちの運動不足や(運動する子どもとの)二極化がみられる。室内でも簡単にできる運動を通じ、豊かに育ってほしい」と語った。