【ソウル共同】韓国南西部沖で修学旅行中の高校生ら304人が死亡・行方不明となった旅客船セウォル号沈没事故から10年となるのを前に、遺族や市民団体メンバーらが事故を記憶にとどめてもらおうと、船の行き先だった南部・済州島からソウルに向け26日までに行進を始めた。
初日の25日は約100人が参加。一行は3月中旬にかけ、事故当時に多くの遺体が運ばれた全羅南道珍島や、17年に船体が陸揚げされた同道木浦、生徒らが亡くなった高校のある京畿道安山などを経てソウルに向かう。
セウォル号は2014年4月16日、西部・仁川から済州へ向かう途中に沈没した。