吉本興業は6日、沖縄県内で4月開催の「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」を最後に、映画祭の運営から退くと発表した。映画祭で中心的な役割を担ってきた吉本の撤退で、来年以降の開催に困難が生じることも予想される。
同社は「映画祭という形ではなく、沖縄の魅力発信やエンターテインメント産業の創出という当初の目的に資する新たな方法を模索することにした」と撤退理由を説明。
映画祭は2009年から開かれてきたが、15年から「島ぜんぶでおーきな祭」と改称。映画だけでなく、お笑いや音楽を含むイベントとして親しまれていた。
今年の映画祭は4月20、21の両日、那覇市などで開催予定。