ロシアのプーチン大統領は7日、先月に中部カザンで行った核兵器搭載可能な改良型長距離戦略爆撃機ツポレフ160Mへの搭乗はショイグ国防相らの反対を押し切ったものだったことを明らかにした。
南部クラスノダールの空軍士官学校で女性飛行士らと懇談したプーチン氏は「国防相は『まだ軍に納入されていない機体で飛ぶのはだめです』と、製造元も『引き渡しが済んでいない』と反対したが、工場に行くと機長が『大統領、2時間後には飛べます』と言う。その日は予定があったので飛行は翌日になった」と説明した。
プーチン氏は2月21日にカザンで工場を視察。22日にパイロットの隣に搭乗し約30分飛行した。