フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇を達成した仙台市出身の羽生結弦さん(29)が8日、宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで東日本大震災から13年に合わせたアイスショーに出演した。観客6100人に「3.11のことを思い返すと、悲しい記憶を思い出す。祈りと応援と希望、そして困難に立ち向かう勇気を表現したい」とあいさつし、華麗な滑りを見せた。
被災時、自宅から避難所に向かう夜道で見た星空に「希望の光」を感じたという。公演名の「notte stellata」はイタリア語で「満天の星」を意味するとし、昨年に続いて開催。最後に新演目のピアノ曲「ダニーボーイ」を披露した。