パリ五輪のレスリング女子53キロ級代表で、133連勝中の藤波朱理(日体大)が右肘を負傷したため、4月のアジア選手権(キルギス)を欠場することになった。父の藤波俊一コーチが15日に明らかにした。金メダルを期待されるパリ五輪出場に支障はないという。
14日の練習で痛め、藤波俊コーチは「五輪で金メダルを取るために、まずは治療に専念する」と話した。練習再開は5月ごろを見込んでいる。
20歳の藤波は中学時代の2017年から勝ち続け、21年世界選手権を17歳で初制覇。昨年9月の世界選手権で2度目の世界一に輝き、パリ五輪代表を決めた。アジア選手権は五輪に向けて最後の実戦となる予定だった。