【ソウル、ロサンゼルス共同】20日に韓国で開幕する米大リーグで、大谷翔平や山本由伸らドジャースとパドレスの選手が15日にソウル入りした。長距離移動や16時間の時差で体調管理に注意を払う必要がありそうだ。2019年にマリナーズとアスレチックスが戦った東京での開幕シリーズに参加した選手は「睡眠のリズムを取り戻すのが大変」と苦労した経験を語った。
アスレチックス在籍だったドジャースのトライネン投手は、当時球団が雇った専門家から入眠時間などについて助言を受けたそうで「時差ぼけを最小限に抑えるのに役だったし、快適なフライトも用意してくれた」と振り返った。
マリナーズ所属だった菊池雄星投手=ブルージェイズ=は「(日本へ向かう)西へ行く時は平気だった」と話したが、当時アスレチックスを率いていたジャイアンツのメルビン監督は「往路よりも復路で影響があった」と指摘。米国に戻った際の時差調整に苦労した選手もいたようだ。マリナーズのハニガー選手のように、体内時計を調節するサプリメントを服用した選手もいた。