大相撲春場所10日目(19日・エディオンアリーナ大阪)新入幕の尊富士が平幕大の里を押し出し、10連勝で単独首位を守った。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降、新入幕の初日から10連勝は60年初場所で11連勝した大鵬以来、64年ぶりで歴代2位。大の里は2敗に後退した。
新大関琴ノ若は王鵬を寄り切って勝ち越しを決めた。他の3大関は、かど番の貴景勝が関脇大栄翔に突き落とされて3敗目。豊昇龍は関脇若元春を上手投げで下して7勝目。霧島は平戸海の下手投げに屈し、7敗目を喫した。
全勝の尊富士を2差で琴ノ若と大の里が追う。十両は大翔鵬、朝紅龍、若隆景が2敗でトップに並んだ。