【ソウル共同】米大リーグの開幕戦が20日に行われるソウルは、ドジャースの大谷翔平選手(29)のフィーバーで沸いている。
試合会場の高尺スカイドームに隣接するグッズショップは、大谷関連の商品が入荷しても即完売の状況。17日に「ユニホーム2枚、シャツ4枚まで」と1人当たりの購入制限が設けられたが、あまりの殺到ぶりに18日は「ユニホーム1枚、シャツ2枚」とより枚数が絞られた。
大リーグのグッズ製造などを手がけるファナティクス社の川名正憲さんは「今回のショップは韓国の他のスポーツ大会とは比較にならない面積にしたのに、人が収まらない。もう別次元のイベント」と驚きを隠せない。日本へのライバル意識が強かった韓国の野球ファンが先を争って購入する様子に「まさに『世界の大谷』ですね」と言う。
現地での報道も破格の扱いだ。スポーツ各紙は17日のプレシーズンゲームで2三振に終わった大谷を1面で掲載し「大谷が高尺を支配」との見出しが躍った。スポーツ東亜の記者は「韓国でも人気は圧倒的だから」と話した。