総合大会計画のロシアを非難 IOC「完全に政治化」

　【ローザンヌ（スイス）共同】国際オリンピック委員会（IOC）は19日、五輪に対抗する形で国際総合大会を計画するロシアに対して「政府による完全に政治化されたスポーツ大会の設立を強く非難する」と批判する声明を発表した。

　IOCによると、ロシアが友好国を招待して開催を計画する大会「フレンドシップ・ゲームズ」の夏季大会がパリ五輪後の9月にモスクワとエカテリンブルク、冬季大会が2026年にソチで開催される見込みという。

　声明では選手がプロパガンダに利用される危険性やドーピングに関する懸念を示し「選手や競技会の高潔性を軽視している」と指摘した。